矢花勇治とダイナマイト川越のスキルとアイデアを総動員としたと言っても過言ではない、
天地流転のキャスト顔合わせの前から本番中に至るまで、
創作と作成と修理の時間を注いだアイテム達よっ!
まずは小道具部門から、
最初の奴隷のシーンで出てくる木箱。
すっごい木箱。
実は中身はダンボールなので、
見た目に反して非常に軽い。
400円ぐらいのスノコを買ってきてバラして、
両面テープと接着剤と釘で固定し、
後はニススプレー吹きかけて完成。
出番は少なかったがちょこっと頑張った木箱。
続いて苞葉様が所々で開いてくれた地図、
実は中身もそれっぽく書いてあるんだぜ。
客席には見えないんだろうなぁと思いつつ、
かなりそれっぽい。
元々はただの画用紙なんだが、
ダイナマイトのアイデア「インスタントコーヒー汚し」の術のお陰で、
こんなにもいい色合いになった。
本番中も香ばしい香りを漂わせていた素敵アイテム。
俺が持ち帰った物もまとめて紹介。
焔王の若い頃である焔が持ってた古い本に、
陽子・夕毅が使ってた燈籠、
驍宗が慎を刺す時に使った小刀。
小刀は武器のスキルの応用ですぐに作れたんだが、
思いの外使い勝手が良さそうだと自画自賛('∀')
焔の本はブックオフで「厚くて大きいの!厚くて大きいの!」と繰り返しながら100円コーナーで仕入れた本に麻布を被せて、
ラー油と醤油と墨で汚しをかけた。
結果としてそこはかとなく餃子の香りのするアイテムに。
燈籠はね、
中身のロウソクっぽいのは俺の私物なんだが、
息を吹きかけるだけでスイッチのON・OFFが出来る代物なので、
陽子役の中谷さんには吹きかけるポイントをマスターしてもらいました。
舞台監督さんや照明さんは「きっと底の方にスイッチがあるんだろうけど、中谷君上手く消すなぁ」と見ていたことが打ち上げで判明。
スイッチは息だけなんですよ、
ふふふ。
そして頑張りに頑張りました、
武器達!
今回で7回目?ぐらいの武器製作、
今まで一番のクオリティを目指しましたさ!
中国の武器を参考にして、
刃も柄も曲線を使用した慎・利周・驍宗の剣。
焔王と紫苑の剣(通称:朱雀)と驍宗の剣には、
今年覚えたレジン樹脂の技術も織り込んでみた。
加えてダイナマイト川越の意見で「トリマー」という機材を新調し、
剣に溝を彫る技術を習得!
龍なり龍の鱗なり、
刃に装飾が入るだけでグッと違って見えるんだなぁ('д')
基本の材質は例の如く檜とアルミテープ。
ピカールという金属磨きを使ってアルミテープに武器らしい光沢を出しておるです。
怜悧役の沢井さんもアクションや殺陣には詳しいようで、
いつか殺陣で戦いたいなぁと何度思ったことか。
LIPS*Sの公演ではシンガーさんとのコラボ企画「夜明けのスピカ」を除いて初めて俺に武器が無かったので、
必然的に殺陣もなく…その内実は殺陣も出来なくはない矢花を舞台でお見せできたらいいな!と感じながら、
日常に戻っていきます。
改めまして、
天地流転を観に来てくださった方々、
本当にありがとうございました!