たまのブログ更新、舞台に立つでも武器作りの話でもなんでもなくごくごくプライベートな話。
今月の初めの方に人生二度目のバッティングマシーンで遊ぶ機会があって、筋肉痛が抜けるのに数日を要したよ。
右わき腹の筋肉が痛くなるってことは、左利きのフォームとしてしっかり腰を捻れている証だと野球経験者の友達に教えてもらえて安心した。
バッティングをすると右わき腹にキク。
人生初のバッティングマシーンは五年以上前で、一緒にいたメンバーに随分笑われた記憶がある。
人生二度目の今回も、武器に見えるとかなんとか言われて笑ってもらえたようでよかった。
俺自身も似合っているとは思ってねぇよ!
当てることさえなかなか難しいだぁね
しかしながらしっかりミートして快音と共にボールを遠くへ返せた時は予想以上に快感で、ストレス発散にも軽い運動にも効果的なんだな。
基本的にはどこも20球で200円、リーズナブルですね。
少しばかり楽しかったのと、野球経験者のダチからフォームの色々を聞いたのと、自宅から自転車で30分ほどの場所にバッティングセンターがあることを知り、ふらっと行くことにした。
上手で損することはないだろうし僅かながら上達も願って。
さて自転車にまたがって数分、季節は秋の出口で息も白い。コンビニでホットコーヒーを購入し、鼻歌交じりで川沿いの道を進む。
日中に雨が降っていた名残で、まだ湿り気のある暗いサイクリングロードを、ぽつぽつ並んだ街灯と自転車のライトを頼りに進む。
バットはまっすぐ、当たる瞬間まで球から目を離さず、踏み込みはミートの瞬間と重なるように…と友達からの意見を反芻し進む。
薄暗いサイクリングロードの数メートル先を照らす自転車のライトに何かテラテラした塊が視界に映ってハッとした。
1秒もないほどの間に自転車はソレを踏みそうになり、寸でのところで塊の正体を目視した。
真っすぐ伸びれば全長30cmには届きそうな、蛙。
体だけで自分の握りこぶしと同じサイズだろうか、うつ伏せで四肢を放り出し、一部分が車に轢かれたような…
「あう゛ぁっ」
叫ぶでもなく囁くでもなく、訳の分からない声を挙げながら咄嗟にハンドルを切った。
もう動かない蛙を自転車の前輪で踏みそうになる寸前に、とんでもない体勢でかわす。
右わき腹を痛めた。
結果としてバッティングセンターには行かず帰ってきたんだが、やってもやらなくても同じ個所の筋を痛められたのだから結果は同じようなものだろう。
ストレス発散どころか軽いトラウマが遺った日だぜ。